現在、機械などを製造する場合、一つの企業が一貫して製造を行うことは少なくなっています。部品の製造を委託し、完成した部品を合わせて一つの機械を作り出すことがほとんどです。とはいっても、どこに依頼しても同じ、というわけではありません。今回は、委託先を選ぶ時のポイントについて解説していきます。

製造部品の委託先を選ぶ時のポイント

機械の部品は、一つひとつが役割を持っているため、その役割を果たすことができる部品を作ってくれる企業かどうかを見定める必要があります。見定める時のポイントは「その企業が何を得意としているかどうか」です。当たり前のように感じてしまいますが、当たり前だからこそ、意識して選びたいポイントであると言えるでしょう。

価格やサービスなど、製品の質ではないものも、もちろん重要です。しかし、そちらに重きを置きすぎると、納得のいく部品ができあがらない、時間がかかって製造に取り掛かれない、なんてことも起こりうります。

依頼する企業のノウハウや、経験、実績などを踏まえ、どんなことが得意なのか、信頼できる企業なのかを見定めてください。

製造委託される主な部品

製造委託される部品の一つが、様々な機械などに使われている熱交換器です。熱交換器は、温度が高いものを低いものに伝導させるもので、機械の中では冷却する際に使われます。効率よく熱を伝えることができるかどうかが重要で、利用用途に合わせた熱交換器を組み込むことが大切です。

熱交換器が組み込まれている主な機械は、自動車があります。一般的な自動車はもちろんのこと、林業機械や建設機械などの特殊車両にも搭載されています。また、空調用や産業用など、様々なところで活用されています。

熱交換器はこのように、様々なところで組み込まれていますが、用途によって形や仕組みが異なります。そのため、試作の対応をしてくれる企業を選ぶと良いでしょう。そうすることで、より納得のいく熱交換器を製造してもらえます。

例えば、熱交換器の製造をしているKOYORADという企業があります。ここは、熱交換器の中でもフィンコイル系の熱交換器に力を入れている企業です。上記でも取り上げた特殊車両や産業用機械に搭載されているフィンコイルを取り扱っており、試作だけでなく、量産もしてもらうことができます。フィンコイルとは、冷却塔などに取り付けられており、冷却水を直接または間接的に外気に触れされることで、冷やす装置です。オーダーメイドによるフィンコイルタイプも対応してもらうことができるので、一度相談してみてはいかがでしょうか。

フィンコイルタイプの熱交換器について相談する

熱交換器は、意外と身近な存在で、身の回りで使われているものです。目には直接見えないものも多いですが、恩恵を受けている場合がほとんどです。それくらい生活にとって重要なものですから、製造前はこだわって選びたいですよね。ぜひ、上記で紹介したポイントを抑えて、委託先の企業を検討してみてはいかがでしょうか。