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注目を増す介護の仕事

ビジネスマーケティング情報  |

介護職は今なくてはならない仕事とされています。社会全体が住みやすく近代化し、医療や公衆衛生が発達した事で長寿化社会が進んでいるからです。この職種はただ誰かの面倒を見るだけの内容ではありません。相手は機械でなく人間なのですから。高齢者や障がい者がただ横たわって他人にされるがままになっているのではありません。利用者さんがどう感じているのか、何をして欲しいのか、何を不便に思っているのか、過去に出来て今出来ない事は何か。尊厳を守り、個人を尊重し、利用者さんを中心とした介護という円で囲っていかなくてはならないと思っています。医療福祉が連携し合い、利用者さんがいかにQOLを高めていくことが出来るか、どうしたらよりよいサポートが出来るか考え行動していくことです。

初めて入ったお宅で実感しました。その方は医者は絶対、ヘルパーはただのお手伝い、という感覚でした。ヘルパーは飯を作ったらさっさと帰れ!という感じでした。外には出たくない、他人は嫌いだというオーラで包まれている利用者さんでした。荒れた部屋が訴えかけているように思え、ケアマネやサービス提供責任者、社会福祉士、医者などと連携し話し合いを重ねて、利用者さんが居心地のいい生活を営めるよう地道に進んで行きました。本当に少しづつの進歩でしたが、やはり進歩というのは素晴らしい!半年かけて会話を楽しむようになり、一年かけて外へ散歩に出るようになりました。部屋には太陽の光が差し込み、植木を楽しむほどになりました。ヘルパーに料理を教えてくれたり、買い物を一緒にしたり一年前とは比べ物にならない生き生きとした顔つきになりました。この仕事は人生を楽しめるお手伝いをさせて頂ける、喜びの多いものだと感じています。

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