保育士の資格は専門学校や短期大学ではなく、試験でも取得することができるのです。受験の条件は、4年制大学ないし専門学校や短期大学にて、62単位以上単位を取得していること、または児童福祉施設にておおよそ3年以上の勤務経験があることなどが条件としてあげられています。その条件を満たしていれば、年に1回おこなわれる筆記試験への受験資格があるのです。筆記試験は毎年だいたい8月上旬におこなわれ、内容は8科目、2日間に渡っておこなわれます。そしてその筆記試験にて、8科目すべて合格すれば、次は実技試験です。（ただし、1科目3年間まで有効期限がありますので、3年以内に8科目すべてを合格すればいいのです。ですから1年ごとに受験科目を決めて受験する人もいます。ただし、3年を経過しても8科目すべて合格点を得られなかった場合は、一度合格した科目でも再受験となります）音楽、絵画、言語のなかから2科目選択し、いずれも合格点を満たせば、晴れて保育士免許が授与されます。授与式があるというわけではなく、免許が自宅まで送付されてくるのです。そして、保育園だけではなく、乳児院や児童養護施設、児童館などの児童福祉施設で働くことができます。